妄想と活力

いやー、忘れますね。
何をって?
このブログですよ。

文章を書くという作業は何のかんの言って結構パワーがいるんですよね。
書いても書かなくてもどうでもいいこのブログみたいなものって後回しにしちゃうんです。
そのうち忘却の彼方に…、というループが見えてきました。

例によって、前回のブログからの間にはいろいろな現場に行ってきました。
その中の新潟の現場でのお話です。
台風が通過する週で、調査の実施が危ぶまれていましたが、なんとか調査決行となった、そんな現場でした。


初日は移動日、2時間余りの移動を経て宿のカウンターで説明を受ける。
すると、説明の中にこんな一節が。

「お風呂は混浴になっております」(えっ!!!)

この日、世間は夏休みの真っただ中。
聞けば、宿が全く見つからなかったようです。予約していただいた同行のお客さんもこの事態は把握していなかったらしい。もちろん、お客さんの言葉を信じるならばのお話ではあるが。
ただ、この説明には続きがあった。

「14時~18時は女性専用です。また、18時~22時は女性専用です。」

そういわれると、最初の驚きは一転、冷静さを取り戻す。
なんだ、全然混浴じゃないじゃん。
そんな気分になり、部屋に戻った。その後、進めなければいけない作業があったので、ひとしきり作業をして風呂に向かうことにする。時刻は22:30。

風呂につくと、混浴といわれる通り、内風呂と露天風呂は一つでした。ただ、体を洗う場所と脱衣所は別になっていた。脱衣所→体を洗う場所→内風呂で統合。そんな形になっている。
さて、風呂で体を洗っていると、妙な違和感を感じました。
(受付の方は、22時までは女性専用と言っていた。はて、それ以降はどうなるのだ???)
そうか、そうなのだ。ここは確かに混浴なのだ。
余事象で考えるべき問題であった。
文字にすると当たり前すぎるが、聞き取りだけだと気づけない。そんな英語のリスニングのような感覚を思い出す。

と、そんなことを考えながら頭を洗っていると、露天風呂のドアが開き、内風呂に向かって人が移動するような気配を感じた。頭を洗っている最中に全力でそちらを向けば、下心の塊のような動きになってしまう。
私は、目の玉だけを最大限右に寄せた。よく見えはしなかったが、多分、いや、間違いなく人はいた。胸から下をタオルで隠していた。ような気がした。

その後、露天風呂に行ったわけですが、浸かっている間、いろいろなことを考えます。せっかくの露天風呂なのだからある程度は浸かりたい。
しかし、長くここで浸かっていて、仮に女性が入ってきた場合、
「この人、ここでずっと待ってたんじゃ…」なんて思われるんじゃ…。とか、
「そういえば、受付の女性は我々をどういう目で見ていたのだろう。混浴に男2人で来るなんて、とんでもないエロじじいどもだな…、と見えてたんだろうな…」とか、
いろんな思考が頭を駆け巡り、結果、10分足らずで風呂を上がることに。

結果的に何か衝撃的な体験をしたわけではないけれど、これほどまでに妄想が駆け巡ることはあまりにも非日常で、なんというか、眠っていた謎の好奇心みたいなものが沸き上がるのを感じた次第です。
人間に活力を与える原動力は妄想なんだなぁ。なんか若返った気すらする。そんなお話でした。

しょうもない話に付き合っていただいてありがとうございました。