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カワムラ環境技術事務所

代表:川村 敦

当事務所は埼玉県羽生市にある個人事務所です。私は環境部門(自然環境保全)の技術士として、人間活動が自然に与える影響を予測・評価し、その影響を最小限に抑えるための対策や、すでに変化が生じている環境の改善策を検討する仕事に携わってきました。一番得意とする分野は、魚類をはじめとした水生生物に関連する分野なのですが、近年は植物や哺乳類までかなり幅広い仕事にかかわらせてもらっています。

こんな感じに書くとたいそうな仕事をしているようにかもしれませんが、実際の業務は地道なものです。たとえば網で魚を採取したり、林内で木を測定したりしながら、環境の状態を丁寧に記録し、そこから得られたデータを分析することが日々の仕事の中心です。平たく言えば、水の中や地上を這いずり回る仕事をしてきたとも言えます。

どれほど多くの手を尽くして調べたとしても、私たち人間が自然を完全に理解することはできません。そのため、時には考えた保全対策が期待通りに機能しなかったり、思いもよらない結果が生じることもあります。しかし、そうであるからこそ、「自然は完全には理解できない」という前提に立ちながら、その複雑さや変化に真摯に向き合い、今この瞬間の自然の姿をできる限り丁寧に捉えようとする姿勢が大切だと考えています。自然への敬意と理解しようとする意志を持ち続けながら、人と自然がよりよく共に生きていくための道を、依頼主様と共に考え続けていきたいと思っています。

これまでにしてきた経歴と仕事は以下の通りです(ざっくりです)。

<経歴>

  • 2001 年4 月〜2025年6月 建設コンサルタントにて勤務
  • 2025年7 月~ 個人事業主としてコンサルティング業務を開始

<業務概要>

  • AI物体検知(YOLO)を活用した希少甲殻類のモニタリング
  • 多変量解析を用いた河川環境の類型化、影響評価
  • 希少魚類・水産上の重要な魚類の生息環境(産卵・越夏等)調査と保全対策検討(アユ、アユモドキ、イトウ、イワナ類、サケ、サクラマス、太平洋系陸封型イトヨ、ホトケドジョウ等々)
  • 国立公園におけるニホンジカによる食害対策の効果の検証
  • 多自然型護岸の整備効果の検証
  • 公園植栽計画検討
  • 開発事業におけるフラミンゴ類の保全対策検討(インド国)

<資格>

  • 技術士(環境部門:自然環境保全)
  • 生物分類技能検定動物部門1級(魚類専門分野)
  • 生物分類技能検定2級(動物部門)
  • 普通自動車第一種免許
  • 二級小型船舶操縦士
  • 潜水士
  • TOEIC 845点(2018年)

<PCスキル>

  • Microsoft Office (Word,Excel,PowerPoint,Access)
  • QGIS
  • Adobe CC (Illustrator,Photoshop)
  • Python (PandasによるExcel自動化、YOLOによる物体検出、簡易アプリケーション作成等)
  • PC-ORD(主としてTWINSPAN)
  • R (NMDS,PCA,クラスター分析等の多変量解析を主とする)

所在地:埼玉県羽生市藤井下組
ご連絡はコンタクトフォームからいただければ幸いです。