バングラデシュで英語で日記をつけるぞと意気込んだものの、3日として続くことなく挫折した。
VPNがどうとかごちゃごちゃしているうちに、そんな思いは記憶の彼方へ飛んで行った。
きっと私が政治家だったら、ひとつとして公約など守られることはなかったであろう。
それはさておき、私はノートパソコンでの作業が嫌いである。
できるならばやりたくない。カフェや空港でカタカタとパソコンで作業している人たちの気が知れない。
いや、別にそういう人たちに敵意があるわけではないのだが、とにかく私はノートパソコンでの作業を極力避けたい人間なのである。
さておきとは言ったが、なんならこれが日記が続かなかった最大の要因かもしれない。
しかし、出張が多い仕事柄、やらないともいっていられないケースが多い。どうしたって作業自体は避けられないのだが、そのイライラたるや筆舌に尽くしがたい。
そのイライラの原因は目と画面の距離感にある。座りながら前かがみで作業することにどうにも耐えられないのだ。首や腰へのダメージも気になるし、何より細かい作業がやりづらい。
そんなわけで打開策を考えた。打開策は二つ。一つ目がモバイルモニターの導入だ。これに台を付けると目線は上がり、モニターを自分に近づければだいぶ作業性は改善される。これはよい。
価格も2万円程度と、まぁ買えない範囲ではなかった。ただ、ノートパソコン本体のモニターが近づいてくるわけではない。あくまで2画面の一つが見やすくなるだけだ。モバイルモニターを導入したとて、目線は下に向けざるを得ないという課題はそのままである。
この点を解決すべく、Webをサーフィンすることしばし、ようやくいいものにたどり着いた。2つ目の打開策は、ダイソーの読書台だ。
その価格、なんと200円。しかし使ってみるといい、いいではないか。ノートパソコンを垂直に立てると目線が上がってかなりいい。
これならばPCに向かう気がおきる。しかも、軽いし折りたためるので出張の邪魔にもならない。
問題は本体のキーボードは使いにくく、外付けでそろえなければならないところだが、これはさしたる問題ではない。
ノートパソコンのキーボード部分はパソコン本体&PCスタンドの一部として割り切ることにした。
もともと私のノートパソコンのキーボードは、変換キーがやたら小さくておしにくかったり、トラックパッドにミスタッチしてしまうことが多かった。
世に持ち運びができるキーボードなど山ほどあるので、これはこれで使いやすいものを探せばよい。
モバイルモニター、モニター台、読書台、外付けキーボードなど持ち運ぶものが増えてしまったのが玉に瑕だが、作業環境には代えがたい。

しかし、ノートパソコンの目線を上げるツールを探すのに、アマゾンをだいぶ探索していろんなツールを見てみたけれど、今一つしっくりくるものがなかった。
今回発見したダイソーのツールは、アマゾンで売られてる多種多様なガジェット類でも拾いきれない用途をすっと満たしてくれた。
こんな部分にダイソーのニッチがあるのかもしれない。